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7-zip32.dll Ver4.57.00.01

7-Zipのメージャーバージョンアップによるバージョンアップです。
DLLの部分も結構変更してる部分があります。
エンドユーザに関わる変更は、これまで暗号化書庫を解凍する際にパスワードを間違えても3回再度確認していましたが色々不具合がありましたので再確認しないように変更した点。それから進捗状況ダイアログで処理ファイルの詳細を表示出来るようにしました。
他の開発者側の変更点は詳細やヘルプを参考にしてください。
7-Zipの更新による変更点で大きいのはマルチコアCPUにきちんと対応したようでマルチコアCPUでかなりの速度アップが期待できると思います。
あと、履歴には記載されていませんが-ai,-an,-axスイッチが使えるようになってると思います。ヘルプに説明を記載していますが、どうも今一使い方が分らずあまりテストが出来てないので使用は慎重にお願いします。一応、複数の書庫を同時に扱うためのオプションのようですが・・・。
もう一つ、7-Zipではbコマンド(ベンチマーク)がサポートされていますがDLLではその機能は削除していますので動作しません。

蛇足かもしれませんが、もしかしたらこれがWin95で動作する最後のメジャーバージョンになるかもしれません。
確認は出来ていないのですが、一般公開されていない7-Zip 4.58 Alpha 1の更新点にコンパイラを新しくしたとあるので、もしかしたらVC++6.0でコンパイルできなくなってて、その場合VC++2005でコンパイルする事になるのですがVC++2005で作ったソフトはWin95では動作しないので対応できなくなるかと思います。

以下、今回の修正内容の詳細です。
・SevenZipCheckArchive で _iMode オプションを一部サポート。
 これまで 0 を指定していた場合、より簡易なチェックになります。
・d コマンド時 SetOwnerWindow 系 API でメッセージを投げるように対応。
・進捗状況ダイアログで処理ファイルの詳細を表示する機能を追加。
・内臓 SFX の Unicode 対応を強化。
・SevenZipGetArchiveType で 7z 書庫のヘッダが暗号化されていた場合に
 パスワードを求めないように変更。
 ただし、不正な書庫では間違った答えを返す可能性があります。
・SevenZipGetAttribute に於いて 7z 書庫も暗号化フラグを取得するように変更。
・EXTRACTINGINFO 系構造体で圧縮時もファイル属性と更新日時が有効になるよう変更。
・暗号化書庫の操作でパスワードを間違えた際、再度確認せずエラーを返すよう変更。
・SevenZipGetMethod 等で取得できる 8 文字に短縮された圧縮方式が
 短縮することで別の圧縮方式と同じになってしまうことが有るのを修正。
・SevenZipFindFirst を呼ぶ前に SevenZipOpenArchive 系の一部の API を使用すると
 初期化されていないデータを返していたのを修正。
・空コマンド送信時に返すコマンドリストで対応していないものは除去修正。
・アプリケーションによりデフォルトのパスワードのマスクが変更されていた場合に
 マスクの付け直しを行っても元のマスクに戻るように修正。
・内部最適化。
・7-Zip 4.57 にてリビルド。
 - Zip 形式の対応状況を改善。
 - .zip 書庫で WinZip 互換の AES-256 暗号化に対応。
 - 7z 形式の暗号化強度を改善。
  動的配列をランダムに初期化します。
 - 速度の最適化
 - デフォルトの辞書サイズを増加。Normal:16MB, Max:32MB。
 - .zip 書庫の圧縮でマルチスレッドモードに対応。
 - .7z 書庫の圧縮において順序リスト(拡張子のリスト)を使用します。
  これにより圧縮率を僅かに上昇させることが出来ます。
 - 解凍時にファイル名の不正な文字を変換。
 - .7z 書庫の解凍時にフォルダの更新日時を復元。
 - 260 文字以上のファイルパス名に対応。
 - ”共有ファイル圧縮”オプションの -ssw スイッチを実装。
 - -ssc[-] スイッチの実装。ファイル名の大文字と小文字を区別します。
 - -mhcf=off スイッチはサポートされなくなりました。
 - -t{Type} スイッチを指定しない場合、書庫の拡張子から書庫の形式を決めます。
 - 幾つかのバグ修正。

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